読書一年巡り

不意に、私がいわゆる文豪と呼ばれる人達の作品を手に取るのは、夏が多いなあと思いました。各出版社で、夏のなんとかフェア、みたいのをやっているので目について、というパターンですね。平台にずらっと並べられた文庫は、実際は昨年度とあまり違わなかったりするけれど、つい一冊ごとしっかり見てしまいます。
自分がこれまでに縁のなかった漫画を選ぶのは、秋が多い気がします。だんだんと寒くなってくると、布団の中で読書をする機会が増え、それにはさらっと読める漫画が便利だからです。単に布団の誘惑に負けてしまうので、小説を読み切るまで起きているのが難しいという状況もあります。
漫画でも小説でも、長編シリーズに手を出すのはお正月ですね。あの時期は、準備はかなり忙しいけれど、三が日はそうでもありませんから、宴会をしている親戚にちょっと付き合ったら、あとは部屋に引っ込んで読書をするのです。お正月以外の冬の時期は、こたつに入り込むと出るのが嫌になり、外出もおっくうなので、とりあえず天板に積み上げて、なんでも読みます。
こうしてまとめてみると、私は一年中本とともに生活しているなあと実感しました。なんて素晴らしい読書人生!これからも続けていきたいです。