見知った街の見慣れない風景のなかで見つけたもの

遠回りをするのって、心にも体にもいいんだなあって思います。と言うのも、最近ちょっと買い物に行くときにもわざと遠回りするようにしているんです。きっかけは、運動不足の解消と、友達がカメラを始めたというので私もスマホでちょっと写真を撮ったりするのにハマっているというただそれだけなんです。もう見慣れたと思っていた風景でも、角度がかわったり、写真を撮ろうと思ってきょろきょろして歩いてみると、案外知らない一面を見せてくれたりすることもあるんだと気づいて、なんだかわくわくします。
私の家の周りの人が大らかな人が多いのか、庭に植えてあるお花の写真を撮らせて頂きたくて声をかけると気さくに話相手になってくれたりします。最近はこうやって近所の人と話すことも少なくてね、なんていうお年寄りの方も多くて、引っ越してきても挨拶もしない人も多いから…なんて言われると私も耳が痛い思いです。
お散歩中のわんちゃんも、見慣れた景色を染める夕日も、なんだか心を綺麗にしてくれるような気がしてとてもいとおしく思えてきます。あ、そうそう、今まで歩いたことがない路地に入ってみたら、個人経営の古本屋さんを見つけたのも収穫でした!おじいちゃんが一人で趣味でやっているそうで、お店に入ったら「お姉さんが気になるような本は無いと思うよ」と言われてしまいましたが、お話していたら仲良くなってお茶まで出してもらってのんびりしてしまいました。最後は「また来てね」なんて言われて、お気に入りスポット一つ追加です。

加齢とともに失われていく食欲

最近というかここ数年で、がくっと食べる量が減ってきました。もともとは大食いを売り(何の売りなの?)にしているくらい大食いで、そこらの男の子には負けないくらい食べていたんですけどね…。学生時代にはスポーツをやっている男友達と一緒に同じ量のご飯を食べてたし、社会人になってからも飲みの席でお酒が飲めない(弱いので)分とにかく食べる!を心情にしていたくらいです。なのに、めっきり食べられなくなりました。
先日、5年ぶりに会った友人と食事に行ったんですが、「足りるの?大丈夫?おなかすかない?」と何度も聞かれてしまいました。もうそんなに食べれないんだよと話すと、なんだかものすごくショックだったようです。私=よく食べるというイメージで、何を出してもペロッと気持ち良く食べきるところが好きだったのだとか。なんだかなあ(笑)それこそ、その人とよく遊んでいたころはいつも何かしら食べていたような記憶もあるし、鞄の中はおやつと食べ歩きの本でいっぱいだった記憶もあります(笑)食べ歩きに行こうよって誘って、歩いている間も何かしら食べていて唖然とされたのも覚えています。
別段体調を崩して食べられなかった時期があったとかでもないのに、急に「もういいや」という気持ちになったので自分でも不思議です。これが年を取るっていうことなのかな、と二人で笑いました。