小説やマンガには、ドラマ化やアニメ化、映画化など、映像化の可能性がありますよね。メディアミックスって、媒体をかえてその物語がどんな風に映えていくのかが楽しみなので、基本的になんでも手を出してしまいます。映画やアニメを、逆にコミカライズ、ノベライズにするのも楽しいです。もちろん、ストーリーや設定、世界観によって、合うのと合わないのはあるんですけどね。役者さんや声優さんがイメージと違う…って、最近ではインターネット上で論争になったりもしています。私自身、「これはちょっと思っていたのと違うな…」ということはあるんですが、それはそれだと思って、新生バージョンを楽しむ気持ちでいるのがいいなと思っています。癪なことも結構多くなってしまうのは、原作を知らない人に、新しい解釈が本家だと思われてしまうのが嫌だということくらいなんです。ラジオドラマやドラマCDなども好きです。音だけで物語を伝えるのって、映像のような手間がかからないと思われがちでも、実はかなり工夫が必要ですよね。説明口調ばかりになってしまってもいけないし、BGMと効果音のバランスも難しいし…演技の幅も、声だけということでなかなか大変だと思います。大好きなメディアミックスのひとつです。
原作者、ゲスト役者
「妖怪大戦争」という映画の中で、企画者としてストーリーにかなり助力をした宮部みゆきさんが、学校の先生として出演しているんですよね。初めてそのことを聞いたとき、「あの人が宮部さんなんだ!」とびっくりしたような、感動したような不思議な気持ちになりました。自分が作り出していく物語にゲスト出演するのって、一体どんな感覚なんでしょう。宮部さんの場合は、完全自分の原作というわけではありませんでしたが、小説家であれマンガ家であれ、その人物が役者として登場している作品って多いですよね。アニメでも、ゲスト声優として参加しているのが原作者~なんて、よく聞くと思います。もちろん、プロの役者さんではないのですが、「えっ、この人作者さんなの?」とびっくりするくらい上手な人もいて、天が二物も与えたのだな~と感心してしまうことも多いです。いつも自分がつくっている世界の中に、ほんの少し足を踏み入れたような感覚になるのでしょうか。それとも、製作の現場に入って、現実感を味わっているのでしょうか。どちらにしても、観ている方としては、かなり不思議な気持ちと同時に、やっぱりどこかで関わっているんだという嬉しい気持ちもまざっていたりします。
行きたくなる優しい本屋さん
本屋さんに行ってふと気が付くことは、当然のようなことですが、子ども用の本のコーナーって、台が低くなっているんですよね。台に届かないくらい小さな子は、大人がお金を払うのは当然なんですが、それでも、小さな子が本を手に取りやすくなっているんです。結構素敵なことだなって思います。バリアフリーと言ってしまうと大げさかもしれませんが、子どもを連れた大人が本屋さんでゆっくり本を選びたいとき、一人でコーナーを観て回れるくらいには大きくなった子が、自分の背丈は届かない…というのは、結構つらいですもんね。子どもが落ちてしまわないように、高いところに登る台も安全装置がついているものもあったりして、小さなところに気遣いがみえると、なんだか嬉しくなります。好きな本屋さんって、こういう風に出来ていくんじゃないかと思います。もちろん、品揃えや入荷日の速さなんかも関係してくるんですが、店員さんが考えている心遣いが見えるところって、ついつい足を運びたくなってしまうんですよね。チェーンの本屋さんだとしても、店舗によって立地が違うように、客層が違って、アプローチ方法が違って、店内の広さに合わせてディスプレイや入荷数が違っていて…というのを垣間見るのは、なんだか楽しいです。
本の貸し借り
会社で、向かいの席に座っている先輩がお昼休みにいつも本を読んでいました。熱中しているその姿に、どんな本を読んでいるのか気になっていたのですが、思いきって「何の本ですか?」と話しかけてみると、嬉しそうにタイトルを教えてくれました。そのとき読んでいたのが、銀色夏生さんの『つれづれノート』。銀色さんの日常を日記とイラストでまとめたものです。銀色さんの詩集は何冊か持っていたものの、日記は読んだことがなかった私に、その先輩は、「じゃあ、終わったら貸してあげるね!」と言ってくれました。そんなふうにして、社内での本の貸し借りが始まりました。『つれづれノート』を借りたお返しに、私は、よしもとばななさんの日記をおすすめ。日記好きな人なら、きっと面白いと思ってくれるはず、と選んだ本です。案の定、先輩は面白がってくれて、昼休みには二人で本の話をするようになりました。
毎日、会社で顔を合わせるので、本の貸し借りはとても便利。終わったらすぐ次の本を貸してもらえるし、自分も貸せる。感想も、読んだその場で言い合える。同じような本が好き、という共通点でぐっと距離が縮まり、仕事のことでもいろいろ相談にのってもらえるようになりました。
日本文学を読む
大学時代に受けていた近現代文学の授業で、毎週、指定された本の論点を書いて提出するというものがありました。指定される本は、夏目漱石、森鴎外、などの近現代の作家のもの。最初は、本が読める授業なんて面白そうと軽い気持ちで受け始めたのですが、これがもう、ものすごく大変な授業なのでした。1週間で1冊本を読んで、レポート。その1冊というのも、普段読み慣れていない堅い言葉の小説。読むだけでも悪戦苦闘・・。この時代の人たちって、どうしてこんなに苦悩を抱えているんだ??と疑問に思うことしきり。さらに論点を書くというのも、なかなか難しいもの。最初のレポートで感想を書いて提出したら、先生からしっかり赤ペンで「感想は書かない!」と直されました。
課題をこなしていくうちに、本の読み方が少し変わっていったのを覚えています。読んでいる段階から、問題意識を持ちながら、「なんでこの主人公はこんな行動をしたのだろう」とか、「このセリフは裏にこんな意味があるんじゃないか」ということを考えるようになったのです。レポートを提出した次の週には、みんながどんなところに物語の論点をとらえていたのか、話し合います。この繰り返しで、1年間、かなり鍛えられたような気がします。文学を読む面白さを知ったのもこの授業でした。
母の本棚
実家に帰ると、必ず母の本棚を見に行きます。茶色の大きな本棚に、私の本が3分の1、妹の本が3分の1、そして母の本が残りの3分の1。読み終わるとすぐに古本屋に売ってしまう母の本は、あまり多くはありません。置いてあるのは、林真理子、向田邦子、小川洋子、などなど女性作家の本が多く、その他に圧倒的な量の猫の本。「猫びより」などの雑誌のバックナンバーから、猫の写真集、それからありとあらゆる猫とタイトルに入っている小説。かなりの猫好きです。
猫タイトルの本はいろいろあります。町田康さんの『猫にかまけて』、群ようこさんの『トラちゃん』、などの猫エッセイは王道で、若竹七海さんの『猫島ハウスの騒動』、柴田よしきさんの『猫探偵正太郎の冒険』などの猫ミステリー。タイトルには入っていませんが、ロバート・A・ハインラインの『夏への扉』などのSF小説。この本は、内容というよりもおそらく表紙に猫の後ろ姿のイラストが入っているから買ったのでしょう。
母の本棚を見ると、ずらっと並ぶ「猫」の文字に、ときどき目がチカチカするのですが、毎回新しい本が入っていて、それを探すのが面白いのです。猫の本って、こんなにたくさん出ているんだ、と嬉しい驚きがあります。
自分にピッタリが大切
彼氏からクリスマスプレゼントに貰ったピンキーリングだったんですけど、ちょっとサイズが大きかったんです。ピッタリではあるけれど浮腫んでいる時なら兎も角、そうでない時はするっと抜ける、といった具合だったので、大丈夫かなと思ってサイズも直さずにずっとつけていたんですけど、この間ついにやらかしちゃいました。彼氏を含めた友達とちょっとオシャレな居酒屋で呑んでいた時、トイレに一度行ってから暫くしたら、お店の店員さんが「どなたか指輪の落し物はしていませんか?」と尋ねてきたんです。手に持っていたのはまさに私の指輪で、一瞬にして顔から血の気が引いちゃいました・・・(^^;)店員さんにお礼を行って受け取りましたが、申し訳なくて隣に座っている彼氏の顔が見れませんでした(苦笑)いつ落としたのかまったく身に覚えが無いのが何より怖かったです。しかも店員さんにどこに落ちていたのかを確認したら、私が触った覚えの無い、店内にディスプレイとして設置された本棚の上だったんです。その横を通った覚えも無いんですけど、酔っ払っていたんでしょうか?それとも他に拾ってくれた誰かがそこに置いたとか?指輪のサイズは5号で、彼氏からプレゼントされた時、サイズはお直し可能だと言われていたのに面倒で断った自分を恨みました・・・(T_T)やっぱり3号にしておけば良かった・・・。でも昔は5号でも問題無かったんですけどね。ちょっとは痩せたのかしら?♪・・・なんて喜んでいる場合じゃないですよね。もう絶対失くさないように、重ね着けをしておこうと思います(T_T)みなさんも大事なアクセサリーは自分にピッタリ合ったサイズにしておいた方が良いですよ・・・。
ミーハーに憧れる
友達がこの間好きなアーティストの握手会に行って来たらしいんです。自分が普段テレビや雑誌で見ているアーティストに実際触れる事が出来てすごく嬉しかったようで、サインを書いてくれたCDを見せてくれたりと終始興奮しながら話してくれて、私はなんだかそんな彼女がすごく羨ましくなったんですよね。そういえば、今の私にそんな風に夢中になれる芸能人なんていないなって思いまして・・・。昔は会ってみたいなって思う程憧れる芸能人もそれなりにいたんですけどね。いつの間にか、そんな対象もいなくなってしまって、そればかりか実際に街中で偶然知っている芸能人を見かけても、何とも思わなくなってしまった自分がいるんですよね。テレビの撮影でその場にいる芸能人に黄色い歓声をあげている人達を見ると羨ましい気持ちになったりします。それって冷めているのかなと思って、ちょっと寂しくなっちゃいました。でもきっと好きな作家さんに会えたら、興奮してしまうかもしれませんけどね(笑)持参した小説にサインでも貰えたらきっと喜んじゃいます☆そう考えると、興味の対象が変わってしまっただけかもしれませんね。私でもまたミーハーな気持ちになれる事が起こらないかな~と、日々期待をしています(*^^*)
家電
今までサーキュレーターしか持っていなかったけど、そのサーキュレーターに、「4年以上使うな、発火するかもよ。」って書いてあったんです。それを見た瞬間、怖くなったので新しいのを買いました(笑)結構ビビリなんですが、説明書通りにしようしないと何があるか分からないですよね~。「4年は短いよ~」と思いましたが、安かったし文句は言いません。「今までありがとう」の気持ちでいっぱいです。今回は、タワー型扇風機を買ってみました。白くてつるんとしたボディーなんですが、とっても可愛くて見てても飽きません(笑)LEDライトがクールでかっこいいのが自慢なんです(笑)これも4年以上使うと・・うんぬんと書いてありました。4年かぁ~、長いようで短いんですよね。そっかぁ~オリンピックのように私は買い替えをするんですね(笑)なんだか待ちどおしいです(笑)それまでよろしくねって思いました。家電って本当に進化していきますよね~。その速さについていけない私です。でも、それでもいいもん。家電についていけなくても、アナログ人間でも楽しみはたくさんあるんですよ。小説です。私の中の進化は、携帯で小説を読むことなんですよ~(笑)素敵でしょ?
やっちゃった~
休みの日に夕方7時くらいからお出かけしたんです。友達の飲み会に誘われ・・たまには付き合おう程度で参加しちゃいました~(笑)それまでの時間、溜まっていた洗濯物や掃除など、まとめて頑張ったんです~。小説読みながらゴロゴロしたり、ちょっとお昼寝したりと私の中では充実していたんですよ。部屋も綺麗になったし・・このまま小説を持って寝ようかと思っていたんですが、友達と約束していたので・・行く準備をしました。いざ出かけると、外って気持ちがいいんですよね~。お昼寝効果もあって足取りも軽いような気がしました(笑)電車に乗ると、すごく空いていたんです。「ラッキー」って思い、座席に座り小説を読んでいました。私の最寄り駅から待ち合わせの駅まで15分くらいなんですけど・・小説に夢中になってしまって・・私降りる駅を通り過ぎちゃったんですよ。気がついたのは、ふと顔を上げると見慣れない景色だったんですが・・「夜は暗いから」と安心しきっていたんです。余裕~なんて思っていたら、「あれ?ここなんか違う」って思い急いで調べると・・・乗り過ごしていたんです。心の中で「最悪」と思いつつ、友達に電話で謝り、すぐに待ち合わせ場所に向かいました。焦って小説どころじゃなくなりました(笑)私のどんくささに笑ってくれた友達。笑ってくれてありがとうですよ。本当に申し訳ないことをしたって思ってますから。以後気を付けてます。