ずぶ濡れになっても本だけは守る

去年のことです。天気予報では雨でしたが、全く降る気配がなかったので、傘を持たずに本屋に行きました。これが大きな間違いでした。目的を本を買って、さっさと帰ろうと思いお店を出るとザーザーすごい勢いの雨が降っていたのです。この時に傘を持ってこなかったことに後悔しました。やっぱり、天気予報は信じた方がいいと実感した瞬間です。タクシーで帰るのも贅沢な気がするし、傘を買うのも勿体ないと思ったので、ダッシュで帰る決断をしました。ただ、そこで問題なのが本です。買ったばかりの本を濡らすわけにはいかないので、どうしようか考えました。考えた結果、ビニール袋の中に入れて、きつく縛り、それを抱えながら走ることに。これなら私は濡れますが、本だけは守ることができます。
それから全力ダッシュして、自宅まで戻り、本を確認すると無事だったので安心しました。私はずぶ濡れでしたが、本を守ることができて大満足。この話を友人にすると「大人しく傘を買えば良かったじゃん?」と言われました。それを言われると何も言い返すことはできません。でも、家に傘があるのにわざわざ買うのはなんだかね。結果的に風邪はひいたけど本は守れたのでオッケーです!ちなみに買った小説は守ったかいがあるほど面白い作品でしたよ。