思考実験

最近、思考実験に触れる機会がありました。思考実験という言葉にすると難しいかもしれませんが、皆さん「トロッコ問題」であれば一度は耳にしたことがあり、自分ならどうするか、考えたことがあるのではないでしょうか。
「トロッコ問題」は非常に有名ですが、この他にも、数学、物理学、哲学、倫理学など様々な分野に分類された思考実験があります。
私が今回触れているのは哲学や倫理学に分類されるものですが、こういうのは実際考えてみると面白いものですね。
色々な話がある中で私が興味を持ったのは「スワンプマン(沼男)」や、「テセウスの船」といった自己や物体に対するの同一性を思考するもの、「臓器くじ」や「カルネアデスの板」といった自分の命と他人の命を天秤にかけたものです。
人によって様々な答えの出し方があるものだと思いますが、これを思考することによって自分という人間が分かるような……そんな気がします。
ちなみに私は、沼から生まれた自分のクローンは元の人間と同一人物だとは思わないし、パーツがすべて組変わったものを同じ船だとは思いません。臓器くじで自分が命を落とすことになればその制度を恨むでしょうし、自分の命が助かるなら縋るでしょう。また、板が沈んでしまうなら二人でつかまろうとは思いませんし、突き飛ばされたならその相手をやはり恨むのだと思います。
なので、私は非常に「今の」自分が可愛いのかもしれません(笑)
こう聞くと「あれ?私って自己中心的すぎ?!」と焦りますが、物語の主人公のように簡単に自己犠牲に走らない部分は、ある意味、まっとうな人間らしいのかもしれません(笑)あとは、リアルでも創作でも偽善者が嫌いなこともあるでしょうね。
皆さんも是非思考実験を試してみてください。自分で気が付かなかった自分に気が付けるかもしれませんよ。

台風

茹だるような暑さが続いたかと思えば最近は台風が接近してきて、うんざりするような雨が降ったり、じめじめ蒸し暑くなったり、気圧で頭痛が起きたりと、憂鬱な日々が始まりました。
どうにかしてこの嫌な季節を乗り越せないかと、台風について色々調べていた時に、季語の話題について目に入りました。
この台風というのは9月(旧8月)の仲秋、つまり秋の季語のようです。まだまだ気温の高さに苦しめられるものの、夏と秋の境は8月8日の立秋なので、暦的には確かに秋の季語なのでしょう。
この季語が使われるようになったのは大正時代からと言われており、そのころから俳句の季語として親しまれてきました。「野分(のわけ、のわき)」という別の呼び名もあるようです。野分は秋から初寒にかけて吹く風や台風の余波の風のことを言います。台風、と普段使っている言葉で表すよりも風情を感じられて私は好きです。
近頃では異常気象のせいか四季がなくなり二季(夏と冬)になるともいわれていますが、こうして言葉で秋を感じられるのは嬉しいところです。とはいえ、この気候が嫌なことに変わりはないのですが……。
そんな台風の日は家に閉じこもって小説を読み耽るに限るといつも思っているのですが、少し趣向を変えて、俳句を調べてみるのもいいかな、と思います。

うさぎの仕草

わたしはうさぎを二羽飼っています。本当は一羽だけ飼うつもりだったんですけど、ペットショップに行ったときに、ケージが隣同士で、とってもかわいい二羽のネザーランドドワーフがいました。
どちらもとてもかわいくて選べず……悩んだすえに二羽ともお迎えしてしまいました。
うさぎの多頭飼いは大変とは聞いていたので、ちょっと覚悟がいりました。けど二羽がとっても仲良くて、いつもべったりとくっついてて、大変だけど今では二羽ともお迎えできてよかったと心から思っています。そうしてうさぎのことを理解するために、何冊かうさぎの飼育本を買ってたくさん読みました。
うさぎは犬や猫ほど顔に表情がありません。(そこもかわいいです!)
じゃあ感情がわかりにくいのかと言われたらそんなことはなく、とっても表情豊かな動物だと思います。わかってしまえば、嬉しいときや怒ってるとき……そんな感情の幅もわかるようになりました。
それと、二羽を一緒に遊ばせていると、おでことおでこをくっつけているときがあります。これはうさぎが仲間同士で謝ったり、信頼を示すときに行う行動のようです。一節では骨伝導で会話しているとかも…。
たまに人間にもおでこをくっつけようとしてくるときがありますが、これもうさぎからの信頼のサインなのかと思うととても嬉しく思います。
そういえば映画の「ピーターラビット」でも謝るときにうさぎがおでこをくっつけるというシーンがあります。あれは映画オリジナルの設定ではなく、うさぎの習性をもとにしたシーンだったんですね。
やはり多頭飼いは大変なこともたくさんありますが、おでこをくっつけて信頼もしてくれるかわいいこの子たちを、家族同然に今後も大切に育てていこうと思います。

ドイツの伝統文化

コロナ禍の波が落ち着いて、最近ではお出かけをすることが多くなりました。以前……というか、何年か前に、ぼーっとしたい時や考え事をしたい時にお気に入りのスタンディングバーに行く、なんて話をしたこともありますが、今では気兼ねなくお酒を飲みに行けるのが有難いです。
そして最近、またお酒を飲む機会があありました。ただ、そのお気に入りのバーではなく、青空の下でお昼からの飲酒です。ここまで言うとピンとくる方もいるかもしれませんが、ドイツではおなじみの行事「オクトーバーフェスト」に行ってみたのです。
あんまりお酒が飲めなかった私もバーに通ううちに少しずついろんなお酒が飲めるようになりまして。本当はビールはあまり得意ではなかったのですが、本場の美味しいドイツビールなら飲めるかもしれない、と思い切ってチャレンジしてみることにしました。
結果、とても美味しくビールを飲むことができて自分でも驚きました!飲みやすいとか、口当たりがいい、という紹介がされているビールを飲んでいたからかもしれませんが、生まれて初めてビールを美味しいと思うことができました(笑)梅酒の梅が美味しいなんて言っていた私に見せてあげたいくらいの大進歩です。
ちなみにこのオクトーバーフェストは、本来は9月から10月にかけて2週間行われる200年以上続いた伝統文化のようで、世界最大のビールの祭典と呼ばれているようです。本場のミュンヘンでは世界中から600万人もの人が訪れるのだとか。
お出かけしやすくなったとはいえ、まだまだ海外旅行をするには躊躇してしまうところがあるので、こうして海外の文化に触れられる機会があるのは嬉しいものですね。

肉食系女子ヒロイン

TL小説とかTLコミックとかの恋愛もの、一時期に比べたら「ドS系」「俺様系」って減った気がします。ちょっと意地悪で強引でって男性より、女の子をベタベタに可愛がって溺愛する男性が最近だと流行っているのかな?
現実でも「草食系男子」なんて言葉があるように、男性がガツガツしないというか…こうマイルドで女性に優しい時代になった感じがします。
けどヒロインはまだまだ肉食系女子までは言ってなくて、草食系からすらも溺愛される受け身なタイプが多いかと思います。男性がたとえば気弱であったとしても、体格差で女性が弱々しく(?)見えるようにしたりとか。あ、もちろんそれがだめとか全然思ってないし、そういうのもキュンとします。
女性が男性よりも背が高かったり、ちょっと年上だったり、肉食系だったり……みたいなのってあんまりないけど需要ないのかな?年下男子とかわたし結構好きなんだけど、それ系で調べると男性ものが多くヒットしてしまう(笑)
乙女ゲームとかでも気が強かったり、戦うヒロインよりも、守ってもらえるヒロインのが人気みたいだし。わたし自信が気が弱いから、気の強いヒロインって憧れるんだけどなあ。そんな気が強いヒロインが恋愛して照れる姿ってかわいいと思うんだけど……
そんな気の強かったり、年上だったり、背が高かったりするヒロインを必死に愛するヒーローにもキュンとするんだけど、最近はあまりそういうの見かけないですね。
増えて……くれないかな(笑)

十角館の殺人

ミステリー界の大御所、綾辻行人さんのデビュー作「十角館の殺人」をご存知ですか?読んだことはなくても、タイトルは聞いたことあるよという人は多いのではないでしょうか。
日本のミステリー好きならまずオススメしてくるであろう一冊です。1987年に出版されて以降、多くの人から愛されてきている名作で、日本のミステリー界に大きな影響を与えました。
十角館の殺人は、ストーリー、トリックが優れているのは言うまでもありませんが、登場人物がとても個性的で魅力があります。主要登場人物の人の大半は推理小説研究会のメンバーで、お互いを本名では呼ばず、海外の有名なミステリー作家からとったニックネームで呼び合います。
たとえば、「ポウ」はエドガー・アラン・ポー、「エラリー」はエラリー・クイーン、「アガサ」はミステリーの女王アガサ・クリスティーなど。この魅力的なキャラのおかげもあって、長年のファンがいたり、想像して描いたイラストを投稿する人がいたりします。
なんで突然、「十角館の殺人」の話をしたかというと、コミカライズしていたことを知ったからです!
この個性的なキャラが一体どんなふうに描かれているのか、この小説はいわゆる叙述トリックが使われているのでそれをどうやってコミックで表すのかとても興味深いです。十角館のキャラ好きなんだよなあ。
ってことで、早速コミック版読んできます!

初めての警告

先日、ゆったりと読書をしていたときのことです。腕につけているアップルウォッチがなにやら激しく振動をはじめました。普通の通知のときとは違う振動だったので、着信かな?と思ったのですが、着信ではなく…なんと「高い心拍数」という警告の通知でした。
私が使っているアップルウォッチは心拍数を測ることができるのは知っていましたが、異常があったときこうやって通知がくるのを知りませんでした。と、いうか高い心拍数ってなに…怖いんですけど。
調べたところ、安静時の心拍数は1分間に60~100回くらいらしいです。警告がきたときの私の心拍数は120回くらいでした。運動をしているときなら問題ないみたいですが、安静時となると普通ではないようです。
安静時に心拍数が高い原因としては、発熱、貧血、過度なストレスなどが原因みたいで、そのときは、熱はなかったと思うし、特に貧血ではないはずなのですが…。そうなるとストレス?自分ではリラックスして読書をしてたと思うんだけどなあ。原因はわからないけど、警告がきたのは一度だけだし様子をみることにします。安静時の心拍を下げるためには、運動が有効らしく……言われてみたらコロナ禍から運動不足ではありますね。インドア派で読書ばかりしてたらだめですね。気をつけよう。

読書のツボ

読書好きなみなさん、こんにちは。読書って楽しいけど、長時間となると結構目が疲れてきませんか?結構のめりこむと集中しちゃって、気づくと目を酷使しているんでしょうね。読書の他にも、スマホやパソコンをみたりもするし、常に目が疲てる気がします。
最近では、寝る前にホットアイマスクなんかを使ってみたりしています。あれ、普通に目がほんわか暖かくなって気持ちがよくて好きです。
たしかに目を休めればよくはなるんですけど、仕事や読書中にちょっと疲れたときにはどうしたらいいのかなって思って調べたら、目の疲れに効くツボがあるみたいです。

・太陽(たいよう)
眉尻の後ろの少しくぼんでるところ。
眼精疲労、目のかすみ、目の痛みなど目の諸症状。
指の腹で弱めに押すのがポイントです。

・睛明(せいめい)
目頭の上のくぼんだところ。
眼精疲労、視力回復、頭痛、目のかすみなど目の諸症状。
親指で上に向かってぐーってゆっくり押す感じ。

東洋医学はよくわかりませんが、ためしにやってみたところ効く感じがしました。
とくに睛明は結構効果ありました。
読書好きのみなさんや、お仕事で目を酷使する方におすすめです。是非お試しを。
あとは電子書籍、スマホ、パソコンなどはブルーライトカットのメガネがおすすめです。ブルーライト思ったより目にきます…。今はおしゃれで安価なものが数多くあるのでファッション感覚で使用するのおいいと思います。

悲しいお知らせが…

私は、自分からなにか発信する場合はブログ、SNSは情報収集のためにやっていたりします。
SNSで自分の住んでいる地域の情報を発信してくれるアカウントをフォローしているのですが、先日とても悲しい情報が流れてきました。駅のそばにあった、大きめの本屋さんがついに閉店するとのこと…。ここの本屋さんは昔からあって、規模としても大きく、直ぐ側にコミックをメインに置いた別館があったりするほどの立派な書店でした。私も近くに行ったときはふらっと立ち寄っていたんです。
数年前に、コミックを置いてる別館がなくなり、そして本館も書籍だけではなく雑貨を多く置くようになって様変わりしました。今は本屋さんがだいぶ厳しい時代だというのは知っていたので、本が減って雑貨を置くのもいたしかたないのかな、なんて思いながらおしゃれなブックカバーと小説を一緒に購入して帰っていたんですけど、
そこから、コロナ禍になり外出自体が減ったこともあって、その書店にあまり足を運ばなくなっていたところに、閉店のニュースを目にしました。
書店が閉店するということは今の時代、全然不思議なことではないんですけど、昔からあって自分もよく行っていたところがなくなるというのは衝撃というか…。寂しい気持ちになりますね。閉店する前に、また足を運んでみようと思います。

駄洒落という文化

親戚のおじさんに、いつも駄洒落を言ってはすべっていて、「寒いよ…」と言われてる人がいます。おじさんなりに、周りのみんなと仲良くしたくてやっていることなのでしょうが…難しいですね。
「駄洒落」のこの「駄」とはなんだろうと思って調べてみました。もともとは貴族のたしなみに「洒落」というものがあって、その中でも程度が低いものを「駄洒落」というようになったとか。思ったよりも歴史は古いんですね。
親戚のおじさんの件もあって、駄洒落のイメージとしては、寒くてくだらない、いわゆる「オヤジギャク」みたいな印象があります。(おじさんごめんなさい)
よくある駄洒落の例としては
・布団がふっとんだ
・コーディネートはこーでねーと
・トイレにいっといれ
・駄洒落を言ったのはだれじゃ
などなど。
日本人は言葉遊びというか、語呂合わせが好きですよね。おせち料理にしても「昆布巻」は「喜ぶ」とかけてたり、「黒豆」は「こつこつとマメに働く」とかけてたり。
たしかに駄洒落で爆笑するというのは、現代では難しいのかもしれないけど、思ったよりも歴史があるし、美しい日本語の語呂合わせを「寒い」と切り捨てるのはもったいない気もします。今後は、駄洒落を言う人を見かけてもつまらないと思うんじゃなくて、「なるほどね」と関心するようにしたいと思います(笑)