読書も作業もコンピューター時代

大好きな漫画家さんは、自宅での作業に飽きると、外のカフェなどに出掛けて仕事をするそうです。最近はデジタル作業がほとんどなので、タブレットを持って行けばなんとかなるのだと言っていました。アナログ作業が主流だったときは、とてもこんなことはできなかったとも。そう考えると今は、拘束時間が長く鳴りがちな漫画家さんにとって、ちょっと自由が増えたということでしょうか。もちろんその方のやり方限定で、他の作家さんは「そんなことない」と言われる可能性もありますけどね。
でもたしかにここ何年かは、外でパソコン作業にいそしんでいる方を見る機会が増えているような気がします。平日に駅近くのカフェやファミレス、ファストフード店などにいくと、スーツ姿の人たちが、ずらっとパソコンやタブレット、スマホに見入っているのですよ。鞄から文庫本を取り出す私は明らかに少数派で、肩身が狭くなってしまいます。
もちろん、スーツの彼らが電子書籍を読んでいないとは限りませんけれどね。どこでも作業、どこでも読書ができるようになったのは、コンピューターのおかげ。世代と時代の関係で、携帯は猫に首を付けるようで厄介だと言っていた人も過去にはいましたが、なかなか便利な世の中になっているものです。