刺激が欲しい時は本屋に行こう

先日友達と、「最近本屋さんに行かなくなったね」と話しました。インターネットでぽんっとクリックすれば、電子書籍が読めたり、通販を注文できる時代です。そうなればどうしたって、わざわざ暑い中、または寒い中外へ出て行く気はしなくなってしまいますよね。
ただ通販は、欲しい物を見つけるのは簡単なのですが、「何があるかなんとなく見たい」という場合は不向きだと思います。いわゆるウィンドウショッピングができないのです。もちろん、リンクを辿って商品画面を巡り、面白そうなものを見つけることはできますよ。でもそれって「この本を買った人が好きな傾向」だったり「新刊案内」だったりと、大体一度購入した作品に関わるか、向こうがお勧めと判断したものを見ているにすぎないんです。普段の自分なら読まないけれど、なんとなく惹かれて買っちゃうということが、実際の店舗に比べて少ないと思います。
それは節約になるけれど、刺激が欲しい時は物足りないと思ってしまうんですよね。そうなるとやはり、便利を手放して暑さ寒さの中でも、書店に足を運びたくなります。ふらふら見て回って衝動買いをして、自分なりに当たりはずれを味わって、喜んだり残念がったりも、たまにはいいものです。