その呪文の正体は

先日、家路に向かってとぼとぼ歩いていると、少し離れたところから謎な言葉の羅列を叫んでいる声が聞こえてきました。うまく聞き取れないけど、聞いたことももない言語のようでまるで呪文のように聞こえました。
声を出している主のそばに近づいてようやく何を言ってるかがわかったその呪文は、
「青巻紙、赤巻紙、黄巻紙」早口言葉のようです。
なぜそんな道端で早口言葉を叫んでいるかはわかりませんでしたが、異国の言葉や呪文のように聞こえたのはうまく言えていないからだったのかもしれません。早口言葉なんて子供の時以来、口にした記憶がありませんでした。ただの言葉遊びのようですが、実は滑舌をよくしたり、普段使っていない顔の筋肉をうごかすことにより顔やせ効果があったり、脳を活性化させたりと地味に凄い効果があったりすると、なにかの本で読んだことがあります。早口言葉の数は思ったより多く存在し、難易度もおのおの異なります。
有名どころでいえば「生麦生米生卵(なまむぎ なまごめ なまたまご)」なんてのがありますよね。
なんとなく読むぶんにはさほどと言った感じですが、これを早口で何度も言ううちに舌がもつれてくる感覚があります。これがもつれずスムーズに発声できるようになるころには、きっと滑舌がよくなっているのでしょう。
個人的には「東京特許許可局(とうきょうとっきょきょかきょく)」が苦手です。ちなみに東京特許許可局は、早口言葉のためだけにできた造語で、実際はそのよう場所は存在しないようです(笑)