古本市で運命の出会い

先日、近所のショッピングモールの片隅で、本のバーゲンセールが開催されていました。本来定価が決まっている物なので不思議ではあるのですが、偶然その場を見つける度に、じっくりと物色してしまいます。今回は、絵本を一冊買いましたよ。今度友人が子供を連れて遊びに来る予定があるので、その時に読んでもらえればいいかなと思ったのです。古い物なのかちょっと色あせていたけれど、読むのには支障ないでしょう。
以前は、古本市などもよく行われていたのですけれどね。大抵はデパートのフロアの一部にずらっと本棚が並んでいるというものでした。とくにジャンル分けされているわけではないため、探す方はひたすら全部の棚を見て行かなくてはなりません。最後の方には、文字を追うのに疲れて、目がちかちかしてくるのですよ。それでも開催を知るたびに、わざわざ演出して通ったことは言うまでもありません。
帰る時にはきまって、手が痛くなるほど重くなった紙袋を抱えていました。自分が幼少の時に読んで失くした後、題名がわからなくなってしまっていた絵本を見つけた時は感動でしたね。それは今でも私の書棚に並んでおり、遊びに来る子供たちが必ず一度は、親に読んでもらっています。

本を買うのは誰のため

先日「ライトノベルの作家で、専業をしている人はほとんどいない」という記事を読みました。いわゆる大御所と呼ばれる方はわかりませんが、若い方はなにか別にお仕事があって、生活の糧はそちらで、という方が多いのですって。作家といえば、一日中机に向かって、取材旅行なども行っているちょっと自由なイメージがあったので、これは驚きましたね。実際は、仕事をして家に帰って、その後に執筆を始め、次の日はまた仕事……というパターンなのでしょうか。
確かに書籍の出版数が減少していると言われている昨今、印税だけで生活をするのは、相当厳しい予感はします。ライスワークと呼ばれる言葉があるように、食べるためにはお金を稼がなければいけませんから、ダブルワークも必要でしょう。そう考えると、教科書に載るような文豪たちは、どのような生活をしていたのかしら。時代は違うけれど、とても興味深いです。
そういえば、有名な画家の中には、生前は全く認められずに貧困の中で生き、死後になって評価されるというパターンもありますよね。亡くなってからのどんな評価よりも、生きているうちに、そこそこの生活ができるだけのお金が欲しいと思った人もいたかもしれないと思うと、今本を買うことが、とても大切な気がします。