本にも癒しの休息を

友達が体験で作った和紙を使って、ブックカバーを作ったそうです。自分ですいたものなので、市販品よりも厚くてちょっとごわごわしているし、ただサイズを合わせて折っただけだけれど、お気に入りだと言っていました。物って、手間をかけたらかけただけ、愛情を感じられますよね。私も自分で手縫いしたブックカバーは、宝物だと思っています。縫い目が荒くても揃っていなくても、全然問題はありません。
ただ人にプレゼントする時は、市販品を選ぶようにはしています。よほど仲がいい人なら別ですが、ちょっと遠い関係の人に贈るのならば、やっぱり出来がいい品物がいいだろうと思うからです。それか、手作業が好きな人には制作キットを送ることもありますよ。最近はお店で頼むと、必要なものを全部まとめて包んでくれるので、とても助かります。
大好きな本だからこそ、好きなカバーで包んで大事にしてあげたい……それは私達が、ふわふわの布団にくるまって、休むような感覚にも似ていると思います。本に意識はないけれど、たとえば鞄に入れる時に傷つかないように、変に丸まったりしないように、しっかり守ってあげなくては。そうすれば長持ちしますし、こちらとしても安心です。

読書も作業もコンピューター時代

大好きな漫画家さんは、自宅での作業に飽きると、外のカフェなどに出掛けて仕事をするそうです。最近はデジタル作業がほとんどなので、タブレットを持って行けばなんとかなるのだと言っていました。アナログ作業が主流だったときは、とてもこんなことはできなかったとも。そう考えると今は、拘束時間が長く鳴りがちな漫画家さんにとって、ちょっと自由が増えたということでしょうか。もちろんその方のやり方限定で、他の作家さんは「そんなことない」と言われる可能性もありますけどね。
でもたしかにここ何年かは、外でパソコン作業にいそしんでいる方を見る機会が増えているような気がします。平日に駅近くのカフェやファミレス、ファストフード店などにいくと、スーツ姿の人たちが、ずらっとパソコンやタブレット、スマホに見入っているのですよ。鞄から文庫本を取り出す私は明らかに少数派で、肩身が狭くなってしまいます。
もちろん、スーツの彼らが電子書籍を読んでいないとは限りませんけれどね。どこでも作業、どこでも読書ができるようになったのは、コンピューターのおかげ。世代と時代の関係で、携帯は猫に首を付けるようで厄介だと言っていた人も過去にはいましたが、なかなか便利な世の中になっているものです。