年月が経っても変わらないファッションの心髄から学ぶこと

今から十数年前に発売されたファッションについて書かれた随筆を読みました。オリジナリティ溢れるイラストと筋が通ったエッセイには、学ぶことがたくさん詰まっていました。当時の流行りのアイテムから定番のものまで、イラストの色合いはとてもセンスが良く明日にでも使えるコーディネートがたくさん載っていました。そして丹精に書かれた絵や文章から最も印象に残ったことは、体型などのコンプレックスを把握することでその人らしさが反映されたセンスを表現できることでした。個性を生かしたコーディネートとは、体型を把握して嫌いな部分をどんな風に魅せるかがとても重要なカギになるのです。また短所を受け入れること、それをどう生かすかを考えることは、自分自身を受け入れつつ嫌いな所を好きになることにも似ているようにも感じたのでした。こうしたことからおしゃれを上手に楽しむことは、自分を愛する一歩にも繋がるのではないかと思うようになりました。
ファッションは着る人のセンスだけではなく、職業やライフスタイルまでも反映するものです。そのため清潔感を持ちつつTPOに合わせた洋服を着ることは、人とよい関係を築くためにも重要な要素になります。今ある自分を美しく表現することは、相手に私という人間を理解してもらう手助けになることを改めて知ったのでした。