この前、朝起きて新聞を取りに玄関に行ったら、ポストの中に、以前ネット注文した本が届いていました。こんな早朝から荷物が来るわけがありませんから、確実に昨日の夜にはここにあったのでしょう。私はどうして気付かなかったのかしら、これがあると思えば、昨夜は楽しい読書タイムだったのに……と当然後悔しましたが、いくら悔やんだとお露で、時を戻すことはできません。結局その日は、その本を読むことを楽しみに、多忙な時間を乗り切りました。
ただ、このような楽しみがあるのはいいことですね。ご褒美が待っていると思えば、嫌でも大変でも、頑張ろうという気持ちになります。そして実際の読書タイムが来た時には、ただ荷物を開けた時以上に、喜びと期待が膨れ上がっているのです。私の場合は、これを幸せと呼ばずして、なにを幸福と呼ぶのか、と思うくらいでした。
ですがやっぱり、読みたい本はすぐに手に取るのが一番なので、今度荷物を待っている時は、就寝前にも一度、ポストのチェックをするようにしようと決めました。ちょっと玄関を見に行くだけですからね、大した労力ではありませんし、そのまま寝なければいけない時刻だったとしても、大事な物は部屋に置いておきたいですもの。