十人十色のスケジュール帳

読書が好きな友達は文字に慣れているからか、スケジュール帳にこだわりを持っている人が多いです。1日1ページ使うタイプのものに、予定も日記も全部書きこむ子や、見開き二週間のタイプに、予定と実際の行動を書いている子、ほかには自分でスタンプやシールを使って手作りしている友人もいます。見せてもらうと、十人十色で面白いですよ。
中でも一番目を引いたのが、欲しい本の発売日を付箋に書いて、貼りつけていた手帳でした。ちゃんと買ったら付箋をはがすらしいのですが、マンスリーなのに本の予定一色って、どういうことなのと笑ってしまいましたよ。でも、それほど楽しみにしているという気持ちはよくわかります。私もかつては一覧にして、メモを持っていましたからね。今は卓上カレンダーに書きこんで、毎日眺めてウキウキしています。
電子書籍が普及して、クリックひとつで作品が買える時代になっても、そうしない人もいるという当たり前のことが、とても嬉しく感じました。もちろんどちらがいいということはないのだけれど、昔からあるものが肯定されているようで、それが良かったのかもしれません。私も彼女を真似て、スケジュール帳いっぱいに楽しい予定を書きこんでみようかしら。