十角館の殺人

先日、わたしが大好きな小説「十角館の殺人」(著:綾辻行人)がドラマ化されたそうです。
「十角館の殺人」といえば、ミステリー界の巨匠綾辻行人の最高傑作と名高く、ミステリー好きなら一度は必ず読むべき作品としても名前があがるほどの名作。
この作品が、綾辻行人のデビュー作というから驚きです。天才!!
各々を、「エラリィ(エラリー・クイーン)」「ポウ(ガストン・ルルー)」「アガサ(アガサ・クリスティ)」など有名推理作家にちなんだニックネームで呼び合う推理小説研究会のメンバー7人。
彼らは、半年前に凄惨な事件が起きた角島とよばれる無人島に訪れ……そこで事件は起こる。
もうこれだけでワクワクしますよね。
ミス研、無人島、クローズドサークル……まさに王道。
この小説が絶賛されているのは、この設定や個性的なキャラクターだけではありません。
ラストの方のとある一文で、すべてがひっくりかえる……いわゆる叙述トリックが素晴らしいからなのです。
叙述トリックとは、映像ではなく小説だから成り立つものであり、映像化は不可能とされています。
それなのに、「十角館」は漫画化……さらにドラマ化されました。本当にすごいです。
わたしは小説、漫画、ドラマすべてみていますが、どれも素晴らしいできです。
ドラマも内容知らない人がみてもしっかりと叙述トリック部分が成り立っていると思いました。原作に非常に忠実で、すでに内容を知っていてもとても楽しめました。
まだ見ていない方にぜひおすすめのドラマです。